小さな冒険家と過ごす夏の一日

# 小さな冒険家と過ごす夏の一日

小さな冒険家と過ごす夏の一日

真夏の思い出

朝、蕁麻疹と鼻水が出始め、病院へ行くことになりました。土曜日の朝8時、Web予約開始と同時に予約を入れたものの、すでに5番目。さすが週末は混戦です。

「スーパーに行きたい!」

外に出ると、息子ちゃんは一心不乱に「スーパー、行きたい」と何度も主張します。小さな彼の世界では、今日の最優先事項はスーパーマーケット探検なのです。

病院に着くと、状況が飲み込めなかったのか、突然「外に行きたい、外に行きたい」と泣き始めました。何とか絵本の世界に誘い、待合室での時間をしのぎます。

そして診察の時間。先生に名前を呼ばれた瞬間、再び涙のスイッチが入りました。抱きしめても慰めても、泣き止む気配はありません。

「息子ちゃん、先生がもしもししてくれるからね」

胸の音を聴く聴診器は「もしもし」と優しく説明。しかし喉の検査は、小さな子にとっては大冒険です。口の中に入れられる診察棒に、必死に耐える小さな勇者。

そして診察が終わった瞬間の変貌ぶりといったら!「もういいですよ」の言葉と同時に、涙はどこへやら、ケロッと笑顔に。挙句の果てには先生に「バイバイ」と手を振り、タッチまでして退室していきました。

アインシュタインは言いました。「人生は自転車のようなものだ。バランスを保つには動き続けなければならない」と。息子ちゃんの気持ちの切り替えの速さは、まさにこの言葉を体現しているようでした。

小さな勇者の凱旋

家に帰ると、息子ちゃんは家族全員に自分の偉業を報告。口を大きく開けて指を入れながら「見てぇー!」とアピール。

「僕、頑張って診察してきたよ。口を開けて先生に棒入れられたけど頑張ったんだよ」

そんな無言のメッセージが伝わってきて、思わず微笑んでしまいます。家族からの「すごいねぇ」という言葉に、満足げな表情を浮かべる姿は宝物です。

ただ、スーパーに行けなかった心残りは大きかったようで、帰宅後も「スーパー、スーパー!」と何度も訴える姿に、子どもの記憶力と執念深さを感じました。

炎天下の墓参り

この日の最高気温は37℃。危険な暑さの中、墓参りの予定がありました。処方箋を薬局に出し、薬を受け取ってから家族と合流。電車とバスを乗り継いでお墓へ向かいます。

炎天下の移動で、息子ちゃんのほっぺは真っ赤に染まり、時折目を閉じる姿に心配が募ります。夏の暑さは小さな体には厳しいものです。

暑さの中でも、家族の絆を感じる大切な時間。先祖を敬い、命のつながりを感じる機会を、息子ちゃんにも少しずつ教えていきたいと思います。

黄色い風船との出会い

墓参りのあとは、デニーズでランチタイム。息子ちゃんはベビーフードを美味しそうに食べ、食後のパンやビスケットも満足そうに頬張ります。

会計の時、抱っこしていると息子ちゃんが「ふーせーん」と指さす方向を見ると、店員さんの後ろに黄色い風船が一つ。

「風船欲しいのかな?良かったらどうぞ」

優しい店員さんの言葉に、デニーズの顔が描かれた黄色い風船を手にした息子ちゃんの笑顔は、この上なく輝いていました。「ありがとう」と受け取ると、店員さんも素敵な笑顔を返してくれました。

マザー・テレサは「私たちにとって大したことのないことが、誰かにとっては大きな意味を持つことがある」と言いました。店員さんの何気ない優しさが、息子ちゃんの一日を特別なものにしてくれたのです。

帰り道の喜怒哀楽

帰りの電車とバスでは、パパの膝の上でおとなしく座っている時間もあれば、退屈になると「外に連れてってー」と泣き叫ぶ時間もあり、喜怒哀楽の激しい旅路となりました。

子どもの感情表現は素直で、大人になるにつれて失われていく純粋さがあります。その全てを受け止めながら、共に成長していく日々に感謝の気持ちが湧きます。

お昼寝と準備の時間

家に帰ると、疲れ果てた息子ちゃんは午後2時半からお昼寝タイムへ。いつもより遅めのお昼寝ですが、今日の冒険の疲れが出たのでしょう。

息子ちゃんが眠る間、パパは片付けや洗い物、買い物と忙しく動き回ります。この時間を有効に使って家事を終わらせれば、息子ちゃんが起きた後は何も気にせず一緒に遊べるから。

子育ての日々は忙しく、時に疲れることもありますが、子どもの成長を間近で見られる特権に感謝しています。

今日も一日、たくさんの表情を見せてくれてありがとう。君の笑顔も、涙も、怒った顔も、全部大切な宝物だよ。いつか君がこの記事を読んだとき、パパがどれだけ君との時間を愛していたか伝わりますように。

今日も一日お疲れ様。明日はどんな冒険が待っているかな?

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