御文
よくよくおもい切って、一向に後世をたのまるべし。こう申すとも、いたずらのふみなるべしとおもえば、かくもものうけれども、のちのおもいでにしるし申すなり。
(兵衛志殿御返事〈三障四魔の事〉、新1490・全1093)
通解
よくよく思い切って、ひたすら後世を大事に心がけなさい。このように言っても、むだな手紙になるであろうと思うと、書くのも気が進まないが、後の思い出に記しておきます。
御文
殿の御心賢くして日蓮がいさめを御もちいありしゆえに、二つのわの車をたすけ、二つの足の人をになえるがごとく、二つの羽のとぶがごとく、日月の一切衆生を助くるがごとく、兄弟の御力にて親父を法華経に入れまいらせさせ給いぬる(兵衛志殿御書〈親父入信の事〉、新1492・全1095)
通解
あなた(=宗長)のお心が賢くて、日蓮が諫めたことを用いられたからこそ、二つの輪が車を進め、二本の足が人を支えるように、二つの羽で鳥が飛ぶように、太陽と月が一切の人々を助けるように、兄弟の力によって父親を法華経の信心に入らせました。
2024/10/29 池上兄弟に対する大聖人からの御書
御書
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